運営スタッフの松井です。
6月10日(土)県立青少年センターにて開催された、「県学校・フリースクール等連携協議会」「不登校相談会」に参加しました。
団体としては何度も参加しているのですが、私自身は初めての参加でした。
参加してみて感じたことを率直にレポートにまとめました。
【県学校・フリースクール等連携協議会】
「県学校・フリースクール等連携協議会」(以下、連携協議会)とは・・
学校等関係者(県教育委員会、県立総合教育センター、県立青少年センター、県公立小学校・中学校校長会など)と、県内の各地区で活動しているフリースクール等で組織されていて、現在33のフリースクール等が加入しています。
不登校相談会の前に連携協議会の委員が集まり、会議が開かれました。
各地区におけるフリースクール等との連携や、今年度の不登校相談会やフリースクール等見学会などについて共有・協議を行いました。
私たちはオブザーバーとして参加したのですが、驚いたのは、参加者の真剣さとともに温かい雰囲気があったことです。
参加者も多く、教育委員会や、様々な活動をされている団体の方々との会議・・正直言って緊張していました。
しかし、活発な意見交換の中にも、どこか温かさがあり、「不安を感じている皆さんに見ていただいたら良いのでは!心強いと感じるはず!中継したい〜」と思うような会議でした。
後半、協議のテーマは「これからの学校」
”それぞれの立場を忘れて”を合言葉に、自由な議論の場となりました。
皆さんとても良い表情で議論されていて、全然時間が足りないくらい。
”子どもを信頼する。子どもは易きに流れない。”
”自立とは「助けて」が言えること。適度に人に依存できること。”
”学校は、もっと緩い場で良いのでは?”
”校長、大人がもっと夢を語ってワクワクを伝えていく。”
などなど、たくさんの意見が出て、自身の考えを深める時間にもなりました。
最後にキミイロをより良いサイトにするために、皆様に協力依頼もしてまいりました♪
【不登校相談会】
お昼休憩を挟んで、午後は不登校相談会。
不登校を経験した方と保護者の方による座談会、
フリースクール等の説明、個別相談会の三本立てでした。
席は満員!あっという間に席が埋まっていきました。
座談会では4名の当事者が登壇し、「不登校を経験して感じること、考えること」というテーマでお話を聞きました。
「丁寧に言葉を紡ぐ」という表現がぴったりな登壇者の皆さん。
”あなたの気持ちが知りたい、と親が聞いてくれた。それで心が軽くなった。”
”本人が頑張っていることを認めて、一歩引いて背中を押す。”
”過去の自分を愛おしく思う。”
貴重なお話をたくさん聞くことができました。
楠の木学園の高橋さんのリードも素晴らしく、
たくさんの人の前でしたが、安心感に包まれながらご自身の体験を話されていたように感じました。
その後の、フリースクール紹介では各団体の代表者が登壇。各団体の魅力を伝えました。
改めて感じますが、どの団体も素晴らしい活動をされていて刺激を受けました。
個別相談会もたくさんの方が参加し、フリースクール等17団体、教育委員会や県関係機関が7団体の計24の相談ブースが設置されました。(来場者164名、123組、相談件数延べ135件)
少しでも皆さんの不安が解消されて、有益な情報を持ち帰ることができていることを祈るばかりです。
相談会の様子が分からないと、なかなか足を運びづらいと思いますが、
スタッフ一同、お子さん・保護者の皆さんを精一杯応援しています。
【次回の不登校相談会は?】
同じく県立青少年センターにて、9月2日(土)に進路情報説明会も兼ねて開催され、その後、県内各地区で開催されます。
少々間が開きますので、最寄りのフリースクール等にお問い合わせをするのもおすすめです。
私たちも微力ながら、子どもたち・保護者の皆さんをサポートしてまいります!