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【エッセイ・あしあと】うちのこの感覚過敏のこと

2025/10/12 更新
キミイロ編集部

聴覚過敏についての話しです。
うちのこが学校へ行くことが辛くなったのは小学2年生の頃。
「学校で一番つらいのは何の時間?」と聞くと、「給食の時間!!」と。
「えっ?」給食の時間が楽しみで学校へ行っていた私の頭の中には「?」が浮かびます。
数年後、テレビ番組で聴覚過敏についての特集を見ました。これだったんですね。
人間は聞きたい情報を拾えるよう、脳が自動に判断することができる人が多いそうです。
給食の時間、話し声や食器があたるカチャカチャと言う音の中でも隣のお友達と私は会話をすることができました。
ところが、聴覚過敏のうちのこはすべての音が同じ大きさで耳を通して脳へ入ってくるので、隣のお友達の声だけを拾うことはできません。
おしゃべりしながら給食を食べるなんて至難の業。
「みんなができることができないなんて、私はダメなんだ…。」と疲弊していきました。
聴覚過敏の話をうちのこにした時、「みんなはそんな風に聞こえるの??」とびっくりしていました。
自分と他者の違い、その理由がわかると対処の仕方も工夫できますよね。

さて、どんな工夫がてきるのか考えてみました。

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