9月16日㈯、川崎市総合教育センター
来場者数203名、来場組数150組、相談件数194件
不登校の児童・生徒、高校中退者のための不登校相談会・進路情報説明会が行われました。地区ごとの不登校相談会・進路情報説明会の中で、川崎会場は唯一不登校経験者によるパネルディスカッションがありました。自分に合った居場所で、受け止めてくれるいろいろな大人に出会ってきたからこそ、大きな葛藤を乗り越えてこられたと、明るく笑顔で語ってくれた不登校当事者だったお二人。また、保護者としてのご経験から今悩みの渦中にいる方々へのメッセージを贈ってくださったお二人。お話しくださった方々の言葉はそれぞれとてもすがすがしく、みなさんのこれからに心からのエールを送りたいと思いました。
今回の会場では、全県で初めて不登校の親の会ネットワークの各団体も、来場した方々とお話ができるフロアが設けられ、ロビーでも居場所マップを手渡しながらお話しされていました。また、教育委員会の方が保護者の方のちょっとした質問に丁寧に対応しているところをみかけることもありました。こうした交流も、不登校相談会・進路情報説明会ならではのよさではないかと思います。川崎市では、昨年度教育委員会の中に不登校担当課が立ち上がりました。日本初の子どもの権利に関する総合的な条例「川崎市子どもの権利に関する条例」を市民・子ども参加の中で進めてきた川崎市。今後も様々な取組で県内はもちろん、全国をリードしていってほしいと思いました。
リンク: 不登校相談会・進路情報説明会